世界観

時系列は現代日本。

何も力をもたない「一般人」と、通常、人では成しえない現象を引き起こす「能力者」が混在する。

彼らは共に手を取り合ってきたが、その裏でいがみ合いを続けていた。

また、「能力者」の間でも力の示しあいが勃発。到底安全とは言えない社会環境であった。

強いものは祭り上げられるが、強すぎるものは切り捨てられる。

これは、まったく力を持たない一人の人間が、強すぎるがゆえに切り捨てられた能力者「神力者」に手を差し伸べる

物語である。

 

 

神力(しんりき/しんりょく)

オーカの定めた規定によれば、「創造」「破壊」「支配」の分野において一般人や能力者の能力よりも強力な能力をさす。

神力者はそれに加え、一般的な能力でも秀でた使い方をするものも該当する。

ただし、全てにおいて許されるわけではなく、

「生命を創造してはならない」

「理を破壊してはならない」

「全てを支配してはならない」

という原則があり、これを破ると天罰が下る。

  

「レフトハンドカンパニー」

オーカが社長を務める芸能事務所。プロジェクト「ギア」の一端を担う。通称「左手」

神力者は得意分野を伸ばしてタレント活動をしつつ、夜は治安の維持に力を貸している。

社員の大半は一般人もしくは能力者(希望によって神力者が混じってることがある)。

様々な人間を雇うことから企業としての評価も高い。

「誰にも感謝されない、だがなくてはならない「三番手」」になることを望んだ人間が集まる。

 

「グレイテストハンドエンタープライズ」

大手製薬会社。代表取締役はアラーネ・ブラックリリー。通称「最大手」

会社の理念は「社長第一主義」「ルールは絶対厳守」「神力者の起源と研究」

魔女と噂される女社長や上の者に気に入られた社員は残るが、使えないと判断された社員は文字通り切り捨てる

いわゆるブラック企業。上下関係が厳しい。

自ら入社したものや洗脳されて入社している者もいる。

 

「羅針盤社」

出版会社。代表取締役はラウリル・ディアボロ。

レフトハンドカンパニーと接点があり、プロジェクト「ギア」所属会員もいる。

ラウリルの人柄の良さにいつしか人が集まり会社となった。社員の要望は積極的にとりいれる方針。